2020年に芸人ラジオアプリ「GERA」でマセキ芸人の番組が一斉に終了。
マセキ自体がGERAから撤退するという「事件」がありました。
この記事ではどういう経緯で何が問題だったのかを改めてまとめたいと思います。
最初にこんなこというのもアレですが、改めて振り返るほどの話かというと、そうとは言いづらい内容です。
言ってしまうと「若手芸人同士の女性関係が絡んだいざこざ」なので…。
でも同時に、看過できないような問題を含んでたのも確かで、結果的に事務所撤退という長く尾を引く大事にもなっています。
今後も気になる人が出てくると思ったので記事にしてみました。
自分は当時、問題になった関連番組を全部聴きましたが、リアルタイムで追っていても事務所全撤退という結末は予想外でした。
今でもよく分からないところがありますが、分かる範囲で書いていきます。
マセキのGERA撤退のキッカケとなった事件の経緯・問題点
揉め事の当事者はラランド・ニシダとスタンドアップコーギー・奥村。
他に関係者を挙げると3人
ニシダと関係を持った一般人女性(奥村の元カノ)
相方サーヤ
GERAスタッフ恩田氏
2020年当時から、GERA内でラランドの「声溜めラジオ」は安定の人気ランキング1位。
GERA内で唯一それぞれピン番組「女帝(サーヤ)」「STAY TUNEですよ?(ニシダ)」を配信してました。
問題発言があったのはニシダの「STAY TUNEですよ?」。
箇条書きで経緯を書くと、
- 一般女性がニシダにSNSでコンタクトをとる
- 実際に会って話を聞くとスタンドアップコーギー奥村の元カノと判明
- ニシダがピンの番組内で女性から聞いた話や奥村との関係性を暴露 (2020年9月)
- 奥村がGERAの自分の番組で怒りを表明
- GERAスタッフの恩田氏がSNSで謝罪
- ニシダ、奥村と仲介人・ウエストランド井口の3人での謝罪緊急特番を配信(2020年10月)
- それでもしこりが残る奥村がGERAの番組を辞めると事務所に申告
- それでも釈然としない事務所が全マセキ芸人をGERAから撤退(2020年年末)
奥村が怒った理由はまた下で書きますが、一リスナーとしては「6.謝罪特番」で一段落したと思ってました。
内容は全く覚えてませんが、とにかくニシダが笑いにする感じゼロで平謝りしてたのが印象に残ってます(いぐちん事件時に爆笑カーボーイに出演した井口の感じをイメージしてもらえるといいかと)。
「7」はまだ分からなくもないものの、さすがに「8」の全撤退はリスナーの方も釈然としない急展開でした。
「7・8」の流れについては下記のラジオ番組内で奥村自身が簡単にですが語ってます(12分頃〜)。
本人も自分達だけがGERAを辞めるつもりで、まさかマセキ全撤退になるとは予想してなかったそうです。
「釈然としない事務所が〜」という曖昧な書き方しましたが、当事者のコメントを聞いても大差はなく、今後もそれ以上の何かが明かになることはない気はします。
この「事件」の問題点をまとめると、
事件関連のGERAの収録回は残ってませんが、GERA以外の場所でもたびたび話題に上がってます。
今残ってる動画だと、当時奥村本人が語ってる次のyoutube動画が一番分かりやすいと思います(48分頃〜)
【まだまだお笑いの赤ちゃん生配信#24】ゲスト:スタンダップコーギー奥村うどんさん
ニシダに怒った理由をまとめると次の通り。
- 関係者の女性は一般の方
- 女性から口止めされてるのを無視して暴露
- 話自体もかなり事実と異なる内容
- 人の暴露をした上にニシダ自身も手を出してるのに自分はクリーンな体を装う
- ニシダ・奥村は全く親交がない(さらに奥村の方が先輩)
- 収録の際、現場にいたサーヤもスタッフの恩田氏もニシダを止めない
- 奥村に事前に何の相談もなくそのまま放送
どれも普通に正論だと思います。
まずそもそも問題なのは「ニシダ・奥村に親交がない」ところでしょう。
二人に関係性さえあれば何でもない「芸人同士のプロレス」で済む話です。
前にある芸人さんも
「芸人Aと芸人Bの関係性は知らんけど、この前AがBのいないとこでめっちゃイジってたから付き合いあるんやろな」
みたいなことを言ってました。
そういう微妙な人間関係・暗黙の了解の上で成立してる「イジり」をニシダが筋を通さずぶっ込んだ、というのがこのトラブルの根本だと思います。
上で挙げた動画で奥村が「トラックにぶつかられた(ような感じだった)」と言ってましたが、確かに普通だったらどれか一つでも黄色信号として思いとどまる危うい要素を、全部無視して暴走してたらそれは事故るだろうという印象です。
その後の「STAY TUNEですよ?」
2020年年末にマセキ芸人の番組が全て終了。
ニシダの「STAY TUNEですよ?」とサーヤの「女帝」も同じ時期に終了しています。どちらの配信数も確か20回弱。
「事件」との関連が気になるところですが、当時サーヤ自身は「(ラランドの)ラジオ番組が多すぎるから終了」と言っていたのを覚えてます。
確かに2020年下半期にTBSラジオ「ラランド・ツキの兎」、文化放送「卒業アルバムに1人はいそうな人を探すラジオ(「虎視舌舌」の前身番組)/サーヤのみ」が始まったので、GERAのピン番組終了は自然な成り行きだったと思います。
サーヤがyoutubeなどで、
「ニシダのトラブルは(エピソードトークとして)使えるのと使えないのがある」
と言ってるのを何度か聞いたことありますが、おそらく後者にはこの事件も含まれてると思われます。
サーヤがこの件に関して口にしてるのを一度も聞いたことないですし、まあ普通にネタにはしづらいでしょう。
まとめと管理人のつぶやき
他にもいくつか周辺情報がありますが、とりあえずこの辺で。
GERA撤退で終了した番組などについてもいつか書くかもしれません。
個人的にこの問題を総括すると次の3つに尽きます。
- トラブル自体は若手芸人の若気の至りと言っても差し支えない位の話
- 同時に色々な面でスルーしがたい大問題でもある
- 何よりマセキのGERA撤退がただただ残念
「あの芸人GERA辺りで番組始まらないかな。あ、マセキか…」というのがこれまで何度かあり、今後もありそうです。